all things must pass

記録と備忘録による自己同一性の維持を目的とするものです。

2017/04/03

今日から会社に行ってみる。午後からだけど。
そのまえに雑感。
他所で上がってた記事だけど、そこにコメントすると揉めそうなので、自分のところでひっそりと。

「誰かの役にたつ」というところは確かにお母さんのプライマリな発言としてあったのだとは思うけど、その言葉の裏まで追いかけられなかったのか、というのがこの記事のサビシイところ。
誰かの役になることを通じて、どんな形であっても子供が残っていくこと、つまり違った形ではあるけど生きていくことを望んだのでは、とワタシなどは思ってしまう。まあ死生観もそれぞれだから自己投影かも知れないけど、でも「役に立つ」ということにフォーカスしすぎているなという辛さはぬぐえない。あくまでも悲しみに向かいあう親の光景が主題なのであって、それから逸れないように丁寧にまとめて欲しかったな、という印象。下手をすると、臓器提供登録は良い事だ(いやそれは間違いないんだけど)という違った文脈の提灯記事になりかねないのがね、なんとも粗雑でね。
多分、
> 淳生は16歳で世の中の役に立っていない。大人になって、何かに貢献したいと思っていたに違いない。
という発言の並べ方に、記者の浅さを見てしまうのですよ。このままだと親が思っている子供の像にしかならない。それってつまり...。

っていうのを元の所にコメントすると大炎上だろうから、
自分のところでひっそりと、でもハッキリ書く。まとめればこうなる。
親は自分の子供には生きていて欲しいのだし、それが敵わない時には何らか形を変えてでも子供の存在が残っていて欲しいと思う。それが思い出なのか、他人の体の中なのかは様々だけど。その根本と、この記事のトーンは合わない。控えめに言っても、表層の発言をまとめたものだ。Newsとしての記事ではないのだから、もう少し丁寧に書かれるべきであった。(以下はホントに悪口なので略)

 

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