all things must pass

記録と備忘録による自己同一性の維持を目的とするものです。

8/22 極めて不調。

しかし8/20、8/21の極限までの不調に比べればいささかマシ。その分の埋め合わせか、不運が続く。Volumio2でFostexのHP-A4を鳴らすとと音切れがヒドイのだ。

仕方がないのでお蔵入りしていた古いDACを繋げるが...どう聞いても音の鮮度が下がる。とはいえ、安定して動いていた旧いVolumio1.55に戻したくはない。いまさら引き返す道などどこにも無いのだ。流転の果ての阿修羅王の気持ちである。
もちろん一日これをやっている訳にもいかない。俸禄をちょうだいしている以上は仕事をせねばならないのだ。DACの模様替え、というよりは配置換え(ウチにはUSBをソースとするDACが大小取り混ぜて7つある。何故あるかは、問うてはならない)を週末に行うことにして職場に赴く。それが何時だったかは、問うてはならない。


本日はアウトプットをする日とて諸々作文。脳の働きはそれほど悪からず。週末からこっち、酒気が抜けているためである。
ハイレベル会議が終わった遅い午後に、その会議に対するコメントのメモをまとめつつBlind Faithを聞く。


いままで一度も良いと思ったことが無かったのだが(では何故聞く?問うてはならない)、今日突如としてその良さに開眼する。「了解」が訪れたのである。グレイトフルデッドの長く奇妙な旅(https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B072Y97ZMG)を見始めている影響でもなかろうし、取り立てて理由になるものも思いつかない。ただただ突然、世界が回転したのであった。
そうなると気になってくるのが例のジャケット写真である。長らくあの飛行機をB-52だと思い込んでいて(なぜ?違うにもほどがある)、確認のために今日ようやくジャケットを詳細に眺めたところ、見たこともない飛行機であったことに気がつく。と同時に、あのロリ写真が苦手だったことにも。何たることか。直視しないにも程があると大いに恥じいる。
そこから仕事の休憩を兼ねて、いままでの不明のツケを清算すべくネットで詳細を調べ始める。しかし日本語のサイトにはほぼ記載がない。「アレは実はスペースシップで」などと根拠なく書き飛ばしているものがわずかにあるのみである。仕方がないので英語で探し始めると、すぐにen.wikipedia.orgの記事に結論が見つかる。

Blind Faith (Blind Faith album) - Wikipedia

 

当該箇所を引用する。

Album cover controversy
The release of the album provoked controversy because the cover featured a topless pubescent girl, holding what appears to be the hood ornament of a Chevrolet Bel Air, which some perceived as phallic.[4][5] The US record company issued it with an alternative cover showing a photograph of the band on the front as well as the original cover.

 

 

なんと、アレは飛行機では無くてシェブロレー(と書け、と片岡義男がどこかの雑誌に書いていた。それを読んだのは17、8だったと思うから、君とあんまり違わないころだ)の装飾だったのだ。
ornament of a Chevrolet Bel Air で画像検索をすると、確かにあの飛行機が画面に並ぶ。驚くべき事なり。

では、その車の装飾をもった女の子、Mariora Goschenはその後どうなったか。
名前をもとに順次追いかけた結果、たどりついたのがここ。

https://uk.linkedin.com/in/mariora-goschen-94712b10a

 Alternative Medicineとは、なるほどという感じでもあり、そうなのかという感じでもある。生きていれば、様々な変化が訪れるのだ。

※アルバムジャケットについては、

http://www.tonybarrell.com/cover-stories/

thetrickis.wordpress.comなどにも情報がある。

 

 

 

このあたりで休憩を終え、仕事を再開し、突発的豪雨をやり過ごしたのち帰宅。The ビッグオーAmazon Primeでみて、24時に就寝。
布団の中で、昼間の検索でなぜだか不吉な感じを受けていた理由に行き当たる。Chevrolet Bel AirのBel Airに引っかかっていたのだ。ある曲の歌詞にこういう一節があるのだ。

Bel-Air's okay if you dig the grave
But I want to live again

 

 「花嫁の正体見たり」というアルバムの二曲目、「行かせられない」という曲である。

Chevroletのモデル名である Bel Air が地名由来なのかは知らないが(布団の中でChevrolet Bel Air自体についても英語情報を検索してもみたが判らず)、Bel Airと聞くと墓が連想されるようになってしまっているのだ。ベルがなるとよだれを垂らす犬と何ら変わらない。驚くべきことでもあり、当然のことでもあり。そして入眠。


以上が、君のいない状況における標準的な生活。この調子で記憶と現実の境目をとかしながら、もはや変わることのない暮らしを、寿命が到来するまで続けるのだ。