all things must pass

記録と備忘録による自己同一性の維持を目的とするものです。

5/31 元号の合字について(不明を恥じる)... 6/4 一部訂正

septiembreokbj.hatenablog.com

において、以下のことを書いた。

でも、もっと笑っちゃうのが、いつか天皇が変わるのは自明なんだから元号組文字の領域ってリザーブを10文字(10世代分)くらい押さえておくという智恵は無かったのかね、ということだ。それとも元号が変わることを想定してアレコレやるというのは不敬な事なので避けたのかね?まさか? 

これが単にワタシのリサーチ不足であったことが判明したので以下懺悔申し上げるのが今回のエントリである(誰に? じゃ、とりあえず息子に)。

 

気がついたのは、会社で共有されたこのエントリがきっかけだ。

新元号(平成の次の元号)対応におけるMicrosoftのセミナー「新元号とマイクロソフト製品における対応」を受けてきました

ここに

日本マイクロソフトは、パートナー企業に対して以下のプログラムを準備中とのこと。

  • 仮の文字(U+32FF)によるフォント、更新された製品・コンポーネントを使用した検証環境のご提供(を現在検討している。)
  • プログラムの実施時期、形態については改めてご案内予定

 とある。

U+32FFが仮文字? ということは、すでにリザーブされている?

 

調べました。

するとこういう情報が見つかる。

(申請編)

http://www.unicode.org/L2/L2017/17429-sc2-n4577-japan-new-era.pdf

(予約編)

http://www.unicode.org/L2/L2018/18056-future-adds.pdf

※これの 7.Enclosed CJK Letters and Months。

 

おお、新元号用の組文字(Unicode用語だと合字なの?)用の領域が申請され、予約されているではないか。少なくともUnicode対応のプログラムであれば、次の元号の準備は始められるということだ。

プログラム中の定数をリテラルで書こうとすると、当面豆腐(※)になるが、準備が出来ないよりは全然ました。SJISで書かれたソースコードで、Unicodeを扱うプログラムを書いているなどという場合、定数はもちろんコードポイント(文字コード)にならざるを得ないので、そういう奴なら、そもそも問題にならないし(そんなソースコードがどこにあるのかというのは、ちょっと言えないなあ)。

 

※フォント中に、コードポイント(文字コード)に対応する字形がない状態を豆腐という。すでに国際語である状況については、Noto - Wikipediaを見よ。

 

ということで、懺悔の時間だ。

人のことをディスる前には、入念な、ホントに入念な調査が必要なのですが、それを怠って多くの人(って何人がここを読んでいるのかは秘密ですが)を不快にさせ、あきれさせた事をお詫びします。

年に数回パッチを書いたり、アーキテクチャレビューに参加する位の、半分どころかほぼほぼ上がっちゃったマネジメント層が技術的なことをアレコレ書くのは、まさに年寄りの冷や水だと痛感しました。

これからは、もっと丹念に裏取りをしてから書きますのでご寛恕のほどを。

ー懺悔終了ー

 

 

 

...まだ書くのか?

そうねえ、人はプログラマになるんじゃない、プログラマに生まれるんだ、という位だから、どこかで廃熱しないと死んじゃうのですよ。

プログラマに生まれたものにとって、マネジメント層であるということは(好悪は別として)F形態(フォックストロット)だと思うので、時々排熱したり、H形態(ホテル)に戻ってないと、死んでしまうのですよ。

 

ところで、「まつりごと」って何なんでしょうね?

家庭内では、ドラゴンの繁殖期のことなのかしら、という説が有力です。

(6/4訂正)

先週金曜に8話を見た(これを見るために最近Netfilxに入ってしまった...)。なんと、まつりごととはそういう事だったのか。自分たちの想像力の乏しさと、それを指摘してくれる作品の頼もしさに感じ入っております。

オープニングも、過去みたこともない変わり方をしたし、いつのまにか中盤は過ぎて、諸々のベールが引っぺがされる山場にかかっていたのだね。

ものごとには終わりがいつかやってくるけど、このままの勢いで走りきって、よい締めくくりを見せてもらいたいものです。