all things must pass

記録と備忘録による自己同一性の維持を目的とするものです。

1/24 中日新聞、よい新聞

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2年前、博多でふらりと入った専門店のもつ鍋はとってもおいしかった。本場でない金沢で、期待する方が間違い。と、思いきや、看板に恥じないおいしさだった。

 一番人気は「龍 秘伝のたれ」(2人前3412円)=写真。スープの味付けは濃く、もつと一緒でちょうどよい加減にしてある。秘伝だが、アレルギーの問題があるので、ピーナツでこくを出していると教えてくれた。

 みそ仕立てと思うかもしれないが、しょうゆベース。味に変化を持たせる豚肉のほか、もやし、キャベツ、にらが入る。女性客のリピーターが多い。ちなみに店長さんの名字は「筑後」だが、金沢出身。 

 

「アレルギーの問題があるので、ピーナツでこくを出していると教えてくれた」

 

この文をそのまま解すると、ピーナツにはアレルギーがないということになりますが、マジでしょうか、中日新聞さん。

  1. ピーナツにはアレルギーなんか無いサー。(馬鹿説)
  2. ピーナツにはアレルギーがあるが、のTYPOだよ、メンゴ。(無能説)
  3. 聞き取りしたまま書いたサー。アレルギー?店の考えることでしょ?(開き直り説)

大体この三通りの落ちが考えられて、どれをとってもKUZUという。

ちなみにうちは北陸中日新聞を取ってたんだけど、あんまりにも偏向報道がひどいので子供の教育上まずいということで三年前に北國新聞に切り替えた。新聞代の集金にきたおばちゃんに、ごめんねーやめる、と伝えると、おばちゃんは

「やっぱ、アレ?他のお客さんも最近ひどすぎるって結構やめてる」と言って、左手をさらに左に広げるアクションをしたのだった。ああ、そうです、その通りです。

おばちゃんの諦めっぷりが未だに印象に残ってます。

 

 

しかし今回の記事を見ると、偏向報道うんぬん以前に基本的な能力がなくなってしまっているのだなあというのが判る。うーん、チェックシステムって無いの?それじゃただのBLOGだよ?

 

ちなみに中日新聞から切り替えた北國新聞は、主計町の踊りの流派がチェンジする、それは芸妓さんが家元を怒らせたからだ、という地域に密着した快記事(怪記事)を載せたりするナイスな奴です。大和碓大もめ問題も丹念に取材して連載しているし。少なくとも一読者としてはそう思う。昔のような権益誘導一色の紙面でも無くなったしね。

時々露骨にスゴいのもあるけど、まあそれはご愛敬。少なくとも中日新聞の安定のバイアスに比べれば雲泥の差だ。

むしろあそこは「事業」の方がアレだけど、そこから先は言えねえなあ。