all things must pass

記録と備忘録による自己同一性の維持を目的とするものです。

3/5 au光で地デジを見る

(Oh、下書きが公開されていたよ。急ぎ正式版と差し替えるモノ也)

 

3/3から急性腰痛症でほぼほぼ立てず、寝込んでいる。トイレにも這いずって行く始末で、やることが無いからアレコレ考える事になる。例えば、自分の後始末のこととか。

痴呆症が始まったり(これは若年性でも)、年金受給開始以降に寝たきりになったりしたら、寿命ということにしてほしい。年金や医療費の総額も減るんだから、ぜひ国にはターミネーションに関する面倒を見てもらいたい。そのとき一人暮らしなら、遺産を全て国庫に納めてもいい。家人が何というかはさておいて、自分の面倒が自分で見られなくなったら寿命でいいじゃないか、と言うのがワタシの結論のようだ。そして、安楽死の法制化はどうやら間に合いそうもないので、自分で準備を始めなきゃな、とも。このように、時々寝付くのは人生の方針確認に大いに役立つのだよね。

 

 

もちろん、寝返りもうてずに布団に横たわっている間じゅう、そんな事ばかりをグルグル考えている訳でもなく、ネットの旅で時間を潰すことが主であるのはその通り。21世紀の日本でよかった。

テレビ?テレビはそんなに見なかったところに持ってきて、去年のリフォームの時に室外アンテナを取っ払っちゃったので(カッコ悪いじゃん?テレビアンテナ。壁に穴を開けるのも嫌だし)、映りが非常に悪くなっている。するとますますテレビを見ないというデフレスパイラルが発生し、たまに見るニュース番組の時間単価が一万円くらいになってたりして愕然とさせられている(五ヶ月で一時間見た実績に基づく)。

テレビを捨てるかという議論もあったのだけど、

  1. チューナーレスでまともな画質の大型ディスプレイがない
  2. ネットで情報を適時発信すべきだと言う常識がない、遅れた自治体の地方に住んでいると、今年の大雪のような時にはテレビくらいしか情報源がない(でも、それの受信が一万円/時というのはなあ…)

等の理由によって今のところテレビからの卒業を果たせずにいる。

 

さて時間単価一万円のニュースを見るという倒錯した状況を改善するために逆に考えてみよう。毎日15分ニュース番組を見るとすると(それ以上は時間がもったいない)、月に450分の視聴という事になり、時間単価は300円程度まで低下する!NHKに一方的に搾取されている感を解消するためには、何らかの方法で受信品質を改善して、1日15分のニュース視聴を行えば良いのだ❗️(※)

※ ここを含め、❗️が付いている箇所は頭のオカシイ主張をしているという認識があります。大丈夫、いまは正気です。

 

自前のアンテナを持たないなら、あとは誰かに放送をデリバリしてもらうしか無い。と言ってケーブルテレビに入るのでは本末転倒だ。元を取るために、貴重な時間を番組視聴に割かなければならない。ここに妙手があって、NTTは光への地デジ再送サービスを月々660円で提供している。この1月に固定電話をやめたので、その費用を振り向けたと思えば、何となくつじつまが合う。何しろ、時間単価300円でニュースを見て、放送法と自分の折り合いを付けるのだ❗️

 

コレが、その再送サービスだ。

flets-w.com

さて、申し込みをしようじゃないか、とサイト内を探索すると、何ということか、北陸三県ではサービスが開始されていない。何だろう、この適当感。キャリアはサービスレベルの平準化が大前提じゃないの?上等だよ、キャリアチェンジも辞さないぜ。(「上等」、「ぜ」...なんだか脱抑制っぽいのは、起床不能という特異的な状況への防衛反応だと思うけど、たしかに芸風が荒れている。そうか、病院で嫌われる患者さんというのはこういう事もあるのか、と妙に納得。まて、ではこれを書いている視座は?)

 

そういう訳で、auひかりへのキャリアチェンジに関する情報を、ネットでいそいそと調べ始める。auの新規(および乗り換え)ディスカウントはNTTに比べて渋いのだけど、今回は地デジ再送が主眼なので、そこは損をしなければ良いと割り切る方針だ❗️

 

  

そして見つかったのが、このページ。「au ひかり 地デジ」で検索すると最上位に出てくるものだ。眺めて、是非驚きを共有して欲しい。

kddi-hikari.com

auひかりをご検討されている方でいろいろ調べていたら、auひかりで地デジを見ることはできないということを知り、不安に思われた方もいらっしゃるかもしれません。でも、ご安心ください。アンテナを設置すれば、地上デジタル放送もBSデジタル放送CS放送も視聴は可能です。

 はあ?

auひかりは地デジも利用できちゃう

auひかりは地デジも利用できちゃう

auひかりは、地上デジタル放送やBSデジタル放送には対応していません。しかし、地デジアンテナとBS/CSアンテナを取り付ければ視聴が可能です

アンテナを取り付けることで、実は大きなメリットがあります。設置時はアンテナ設置などの費用がかかりますが、それ以降は地デジを無料で視聴できます。他社のように月額料金は不要です。また、割引キャンペーンを活用されますと工事費などは実質0円です。

 はああ?

地デジ利用の料金は?割引キャンペーンは?

また、割引キャンペーンを利用されますと、通常21,600円の初期費用(地デジアンテナ・BS/CSアンテナ代+アンテナ取り付け工事費)が実質0円で利用できます。
市街地など電波の受信状態でブースター設備など、別途費用が生じることもあります。

auひかりは地デジも利用できちゃう」とは、この業者が導入支援費(みんながもらうお金ですな)をアンテナ代金に振り替えてアンテナ設置をするということなのね?おお、素晴らしい。

ハインリッヒの法則じゃないけど、大きな事故に至るまでには幾つもの積み重ねがある。ジャパンライフは一日にして成らず。こういうのが幾つも放置されることによって、普通に考えたらアレな犯罪行為が薄まって見えてしまい、その結果として騙される人が増えてんのではないか? もちろん、

sutaro.hatenablog.jpにあるように、現場で発揮されるアクティビストの能力や、同エントリのコメント欄にあるようなノウハウの継承と発展の系譜によるところ大なのは当然としても、世の中には何か得なことが有るのではないか(もしそれらの宣伝が虚偽ならすでに罰せされているだろう)という素朴な思い込みをする豊かな土壌の存在は否定できない。そういう層を開発する、ゲートウェイドラッグ的なものとして、公取はもっとマジメに対応すべきじゃないのと思ったりする。

 

いつもどおり話がドリフトとしているうちに、時間単価300円でニュースを見るというのがどうでも良くなり、本件は終了。「6秒我慢するアンガーマネージメント」的な感じでもある。しかし/そして、時間単価1万円とか5千円のニュースをきっとこれからも見続けるのだろう。おお、ここも出口がないねえ。

そしてワタシは腰の痛みと出口の無さに耐えるべく、別のトピックに関してネットの旅を続けるのだった。ああ、仕事の締め切りどうしよう?

 

 

追記

安楽死の法案を通すと主張する政党があれば、赤くても、宗教でも、小異を捨てて大同につく。主義者を心底バカにし、宗教をハナで笑うワタシであるが、自分の後始末は残余の人生における最重要問題なので、その解決のためには大概のことはどうでもよいのだ。

スイス安楽死ツアーというものが有るのは知ってるけど、閾値を超えた日にすっと居なくなりたいのだ、客観的にも、主観的にも。その日までに、苦しみがなくて、後始末の人が困らない、かつ手間のかからない方法をなんとか準備せねば。