all things must pass

記録と備忘録による自己同一性の維持を目的とするものです。

6/30 ホテルとビジネスホテルの差

ってことをお考えになったことはございませんか?

 

バンケットができる、バーがある、がホテルの条件だってのは、まあその通りなんですが、バンケットができなくて、バーがなくても立派にホテルというところもございます。

(逆に、万年閉店のバーの残骸をおいてあるホテルってのは...)

 

その反対側であるビジネスホテルには朝食がないと言ってたのも昔の話。きょうびはどこでも朝飯『のようなもの』を出してきます。こんなソーセージのイミテーション、どこで見つけてきやがったというのを、旨そうに平らげて、しかも二度三度お代わりをしてるお客さんを見たりすると、ああデフレってのは本当に罪作りなことをしやがったんだなあ、と思うことも一再ではございません。ちょっとドリフトしましたな。

 

さて、いろんなものの境界があいまいになる昨今、宿泊業もその例に漏れず、ホテルは下方向に降りてくるし、ビジネスホテルは上方向に登ろうとするしで、何がなんだか判んなくなっております。

 

が、意外なところに明確な差があるんでございます。

 

 

などということを、今週の出張から戻ってきたあとのサパー*1で家人に聞いてみたところ、なんと即座にこちらの考えを言い当てやがりましたですヨ。

 

「ホテルとビジホの差?そりゃ、バスルームの段差でしょ」

 

ご明察。アタシの結論もそれでした。

ビジホは、バスルームの入り口に段差があります。水回りの配管分の持ち上げが必要だからなんですが、普通のホテルはその段差をよしとせず、客室床面(ってことは廊下を含めたフロア全面)の持ち上げでフラットにしてます。そこにコストを払うことを是とするか非とするか。

その辺りのところに自らの立ち位置が現れるのだというのが、延々と出張をし続けているものの結論でございます。

 

しかし延々と出張してコチラがようやく言語化できたことを、家人はさらっと押さえてきたのはオドロキです。っていうと上から目線にみえる?いやいや、様々な面において尊敬しているし、いつも敬意を払って接しているんだけど、しかしそういう差分把握を鮮やかにやるのはあまり得意ではないと思ってたので、それはスゴく意外。いや、少ないサンプル数から当たりを掴むのは得意と言えば得意だったか。

うむむ、ますますの尊敬を。

 

*1:疲れ果てての深夜の軽食でありますれば