昨日、こういうエントリを書いた。
殴り書きで論旨ヘロヘロ、穴があったら入りたい類いだけど、それもまた人生なので放置しておく。ただし一番大事なことを書き忘れていたのはさすがに問題だ。
だから今日はその一番大事なことを記しておく。
ストリートビューに記録されていることが判ってからというもの、ワタシの背筋は伸びっぱなしだ。もし、だれかが、ワタシのことを見ていたら、と思ってしまうのだ。
いや、ここ数年筋トレの甲斐あって結構姿勢は良くなっていたのだけどね(そして、そのおかげでストリートビューの中のワタシも、みっともなくはなかったのだけどね)。
でも、誰かがどこかで見ているのだ、というオブセッションが頭にとりつくと、いままでよりも、さらに姿勢が良くなってしまうのだ。もしかしたら歩き方もエレガントになっているかも知れない。それどころか、公徳心すらいや増しているような気がする。
(いやいや、ワタシはすでに公徳心あふれる立派な市民として評判の人物だったのですよ?それが更に高潔になってしまう事ができるだなんて...)
中国では街角に監視カメラが大量に設置され、市民を見守り続けているという。そのカメラはセキュリティ向上だけではなく、市民の道徳的な力を向上させるためにあるのだという。なんというディストピア、なんというINGSOC、ワタシたちの国はそのような矯正装置と無縁であることを言祝ごうではないか。
と思っていた無邪気な自分にはもう戻れないなあと気がついたのが、ストリートビューデビューを知ってしまった事の最大の影響です。パノプティコンに住んでいるということを思い出させられたと言っても宜しい。
我々にスクランブル・スーツを!
紺のスーツやポロシャツの上に着るのかという難問に答えなければならないにせよ。