一泊二日の出張の帰りで現在HNDのさくらラウンジ。
席で傍若無人に電話をしているマダームがいたのだが、スタッフが音もなく現れて、
「マダーム、お電話はあちらでお願いします」的な身振りをして収めてしまった。
スムーズかつストレスフリーな、極めて快適な世界。
そうだよ、こういうのだよ、出張帰りの疲れ切った心が求めているのは。
JRじゃこうは行かない。そもそもラウンジ無いしね。辛いとわかってる出張は、飛行機(そして、できればシートも良いの)に限るなあ。ホントに。
でもBGMがいかにもなカクテルラウンジジャズなのは勘弁してほしい。もっと意味を取り払った音にしてくれないものか。
ところでゲンナリするほど小松、羽田間に乗っておきながら、つまり羽田の略称をあれほど目にしておきながら、今だに気をぬくと羽田の略称がTYOであるような気がするのは何故だろう。TYOからHNDに変わったのは成田が出来た時なのだから、つまり頻回なビジネストリップの習慣ができる遥か昔だ。何かの刷り込みがくっついて取れなくなってしまったのだろうか。
いずれにせよ記憶のデバッグは難しい。羽田がTYOであった世界からドリフトしてきたような気分で残りの人生を過ごすのだなあ。