all things must pass

記録と備忘録による自己同一性の維持を目的とするものです。

11/18 11/10-11/17サマリー

11/10

予定通り蟹、予告通りずわい。近江町市場で結構な大きさのものを二杯買い求める。一人一杯宛て也。

夕食はひたすらに蟹。ずわいを一人一杯だとさすがに食べたという気分だが、体が冷えるのには閉口。蟹は寒性のものなれば也。

なに、以前なら酒を入れていればどうということもなかったのだ。今は酒を飲みつつであっても段々に冷えてくる。これが年をとるということなのだ。来年は加減なり、やり方なりを考えなければならないと思う。

 

おっと、蟹そのものの記録を残しておかねば。

二杯の蟹は店で持たせてもらったときのずっしりとした手応え通り、それぞれ十分に熟しており、しかもゆでて間もないものだったため、蟹という言葉と不可分に思われているあの匂いが一切なく、身も、脚も、邪魔者なしに楽しむことが出来たのは誠に重畳だった。ゆでる時の塩加減というのも、実は店によって結構違っていて、ある店では味をぎゅっと引き出すために多めの塩を使ったり、ある店では蟹のほのかな甘みを邪魔しないような塩の使い方をしたり等、それぞれに言い分があるのだが、今回のものは控えめ。ゆでて時間を空けずに食べるのなら薄めの塩もまた良しである。

面白かったのは、二杯の蟹のうち、どちらかと言えば身が熟している方は、他方と比べると脚の味が今ひとつ薄く、逆に脚の味が濃いと思われた蟹の方は身の熟れ具合が幾分浅い。ものによって発達の順番が身からなのか、脚からなのか異なるのだろうか?そして最上級の値が付くものだと、両方のバランスがちょうど良かったりするのだろうか?これも来年の課題である。食べ比べるのも今回が初めてではないのだから、要するに今までは漫然と蟹を食べていたのだと言える。幾分恥じ入る心持ちである。

 

11/11

本日は金沢市の市長選。

市民の権利を行使する・義務を果たすために投票所に行く。それ以外は引きこもって家中の整頓、掃除など。外構の掃き掃除をしたところ、腰に著しい違和感。ここからに先に進むとまた寝たきりになりかねないと、これは途中で切り上げる(掃除機は大丈夫なのだから、単に中腰だけが問題なのではないと思量する)。

 

さて、その金沢市市長選。現職が勝ったのだが、投票率金沢市において過去最低の24.92%であった。市長選に関する備忘録は日を改めることにして、まずは投票率の恥ずかしさを残すにとどめる。

※全国における最低投票率については投票率 - Wikipediaに詳しい。

 

(11/18追記)

内訳を見てみようと金沢市のサイトを漁り、地区別投票率のデータを発見する。

投票率は過去最低の24.92%(前回無投票)。
投票率は過去最低の24.92%(前回無投票)。

投票率は過去最低の24.92に詳しい。に詳しい。

https://www4.city.kanazawa.lg.jp/data/open/cnt/3/15177/1/H261005shicho.pdf

 

一体どこが足を引っ張っているのだと見はじめたのだが、どこをみても50%前後の値がある。これは一体!と悩んでしばし、ようやく表題に平成26年とあることに気がついた。さて、一週間ではまだ早すぎたのか、それともあまりのことに掲載をためらっているのか、しばらくしたらまた見て見ねばならぬね。

 

 

 

11/12

昼は福井のオフィスへ。福井駅前のバーガーキングでテイクアウトしてからのオフィス入りである。またしてもバーガーキングなのは確かにどうかと思う。

さて、何度も日本から撤退してはまた甦るバーキンであるが、今回の黄泉がえりでは、パティの焼き方がアカンようになっていて悲しい。前世では油が落ちるグリルの仕方だったのが、今生のパティは油まみれである。材質が変わったというより、器具の仕掛けの問題と見るが如何。

だったら食うなよという話なのであるが。

 

夜は友人関係のうち、ネコ多頭飼いクラスタの人々の集いに招かれ、ハマグリ鍋をごちそうになる。ありがたや。

調理をする人が本職なので、場所は個人宅なれど、鍋の中は完全にプロスペックの景色。最後は極めて濃いハマグリだしにラーメンを入れて完結、となる筈が、それではまだ止まれない若人が米的なものを更に求めて、出汁を使ったチーズリゾットまで。赤ワインとの相性の良さに全員がしびれる。

「まだ月曜日なのにね」あまりの楽しさに、何度かそういう言葉が出てくる。そのときに決まって暗い顔をするのは若い人なのであった。アレコレ気にかかることがあるらしい。真面目だなあ、若い人(いかん、バブルおやじとか言われちゃいそう)。はやく7、8割の力で勤め人暮らしをおくれるようになってくださいね。目の前の事に10割ぶっこんじゃいけませんからね。

 

もちろんネコ多頭飼いクラスタの集いであるので、そこにも複数のネコ様が。飼い主(と書いて下僕と読む)以外の人間は、みんなネコ様と仲良くなりたくて必死である。端から見ていると、頭おかしい。昼間(人によっては夜間)の商売をしているときの立場、肩書き、顔つきはどこへやらである。

ワタシ?もちろんですとも。

 

11/13

某件において驚愕の事実が発覚。戒厳令を敷く。

つまり憲法も、法律も停止されました。それの意味するところは人権の停止です。

はぁぁぁぁぁぁぁ、なんでだろうねえ。どうして話を突き詰めないのかねえ。あとで検討漏れが出てくるのを恐れることができないのはなぜなんだろうねえ。

 

11/14

戒厳令続く。

 

 

11/15

戒厳令続く。

 

 

11/16

戒厳令続く。

頭の使いすぎでめまい。あまりにしんどいので小学生のように22時ごろ就寝。しかし頭の使いすぎでなかなか寝付けず。

 

ところで飛行機の操縦士のアルコール摂取(と隠蔽)の事件で喧しい昨今である。スゴく不思議なのは、メディアに流れてくる「事件は問題だが、時差があるので寝るのが大変で、酒類を摂取するにも一定の理がある。だから難しいのだ」などの操縦士OBのコメントに対しての突っ込みをついぞ見かけない事だ。

入眠の問題は、導入剤で解決するのが王道なのでは?

アルコールは睡眠の質を下げるし禄なことないぜ、と精神科医とかがコメントしてもよさそうなものだが。アルコールが、鬱の最後の一押しをする事だってよくあるのだし、薬理作用を求めての摂取についてはそろそろ意識を変える時期だと思うんだけどねえ(もちろん、純粋に楽しみを求めてのものは、楽しみとして完結できる範囲において許されるべきだと考えるけどね)。

 

ようするに、マイスリーとか、超短期型の導入剤をもっと簡単に手に入るようにしたほうが社会全体の利得が向上するのでは、ということだ。不眠対策へのアルコール摂取からの鬱や依存症、内臓疾患などは意外に国をむしばんでいると思うよ。そういう人を周りでも見てきたし。

誠に痛ましいこと也。

 

 

11/17

家人が一泊二日の旅行に出かけるので、全くもってフリーの週末となる。

つまり全き堕落である。掃除、洗濯はするけどね。

普段は車やバスや自転車で出かけるところを全部歩いて回る。時間の無駄遣い、これも堕落の一形態である。

夜は用事があり、友人の店を二軒ほど回る。一つはインド旅行の情報をもらうため、もう一つは12月のキングクリムゾンの金沢公演のチケットを受け取るため。クリムゾンのチケットは3列目中央であった。運の前借りなのか、いままで貯めた徳の放出なのか、それとも単なるサイコロの出目なのか。まあ確率とはバラツキの事也、たまにはそういう事もあるとして、それへの意味付けは停止しよう。グルジェフもそう言っていたではないか(大筋において)。

帰宅(これも歩いて)したときには二時であった。これも堕落である。

 

一人であるので照明をつけっぱなしで就寝。この癖だけは中々直らない。当家に残った二人のうち、ワタシの方が長らえたとすると、近所からは一晩中明るい部屋がある変な家と呼ばれる事になるのだろう。

 

なるほど、それは困るね。